エントコート（Enteric‑Coated Budesonide）って何？使い方と安全ポイントを徹底解説

エントコートは腸溶性のブデソニド錠で、クローン病や潰瘍性大腸炎の炎症を抑える薬です。胃で分解されずに腸まで届くので、全身へのステロイド負担が少なく、症状が軽いケースに向いています。この記事では、実際に使うときのポイントや日本で安全に手に入れる方法をわかりやすく紹介します。

エントコートの特徴と効能

まず押さえておきたいのは、エントコートが「局所ステロイド」だということ。全身ステロイドと比べて副作用リスクが低めです。主な効能は腸粘膜の炎症を抑えて、腹痛・下痢・血便といった症状を和らげます。服用開始から数日で改善が見えることが多いですが、医師の指示どおりに続けることが大事です。

服用の基本は食後すぐ。錠剤はそのまま飲むか、少量の水で飲み込みます。噛んだり砕いたりすると腸溶コーティングが壊れ、胃で吸収されてしまうので注意してください。

日本でエントコートを入手する方法と注意点

日本ではエントコートは医師の処方が必要です。オンライン診療が普及しているので、遠方に住んでいても診察を受けて処方箋を取得できます。ただし、処方箋が出ても薬局で取り扱いがない場合は、信頼できるオンライン薬局を利用しましょう。国内の正規薬局や認可された通販サイトなら、偽薬のリスクは低いです。

安全に購入するコツは、以下の3点です。

1. 医師の診断書と処方箋を必ず取得—無料相談やオンライン診療で手軽に受けられます。
2. 公式サイトや国内認可薬局を確認—URLが「.co.jp」や「.jp」で終わるか、厚生労働省の許可番号が記載されているかチェック。
3. 価格が極端に安い場合は要注意—偽薬や非正規品が混入している可能性があります。相場は1日分で3000円前後が目安です。

副作用としては、軽い口内炎や咽頭の刺激、まれに高血糖や骨密度低下が報告されています。何か異変を感じたらすぐに医師へ連絡しましょう。飲み忘れた場合は、次の服用時間が近いときに一回だけ追加し、次の服用は通常通りです。二回分を一度に飲むのは避けてください。

エントコートは正しく使えば、クローン病の軽症患者にとって大きな助けになります。疑問や不安があるときは、遠慮なく医師や薬剤師に相談してください。安全に、そして効果的に治療を続けることが、症状コントロールの鍵です。