Tricor（フェノフィブラート）とは？効果と安全な使い方を徹底解説

トリグリセリドが高いと、動脈硬化や心血管イベントのリスクが上がります。そんなときに使われるのがTricor、正式名はフェノフィブラートです。血中の中性脂肪を減らすだけでなく、HDL（善玉）コレステロールを少し上げてくれるので、総合的に脂質バランスを整えてくれます。

Tricorの主な効果と対象患者

主な効果は中性脂肪（トリグリセリド）の低下です。特に以下のようなケースで処方されやすいです。

• 食事や運動だけでトリグリセリドが下がらない人
• 糖尿病やメタボリックシンドロームで脂質異常がみられる人
• 心血管リスクが高く、医師が薬物治療を勧めた人

服用は食後すぐが基本です。食事と一緒に摂ることで胃腸への刺激が減り、吸収も安定します。1日1回でも効果は出ますが、医師の指示に合わせて1日2回に増やすケースもあります。

副作用と注意すべきポイント

フェノフィブラートは比較的安全ですが、以下の副作用が報告されています。

• 胃部不快感や下痢
• 筋肉痛や筋力低下（まれに横紋筋融解症）
• 肝機能異常（血液検査でALTやASTが上がる）

特に筋肉関連の副作用は、他の降脂薬（スタチン）と併用するとリスクが高まります。薬を始めたら、最初の数週間は体調変化をノートに記録し、異常があればすぐに医師へ相談してください。また、妊娠中・授乳中の使用は避けるべきです。

服用前に必ず血液検査で肝機能と腎機能をチェックしてもらい、定期的な検査を続けることが大切です。薬局での購入は処方箋が必要なので、オンラインでの“通販”は法律違反になる可能性があります。安全に入手したいなら、必ず医師の診察を受け、正規の薬局で受け取るようにしましょう。

まとめると、Tricorは脂質異常症の強い味方ですが、正しい服用タイミングと定期的な検査が欠かせません。副作用が出たらすぐに中止せず、まずは医師に相談することで、リスクを最小限に抑えて効果を最大化できます。健康な血液値を目指すなら、食事・運動と薬のバランスをしっかり管理しましょう。