
目覚めたらアプリから「生理予定日まであと3日」とメッセージ。ここ数年で「フェムテック」という言葉にも慣れてきて、生理周期の記録や排卵日の予測は、ただのメモじゃなく“必需品”レベル。予定調整や体調管理、妊活の計画までこんなに頼れるツールって他にあった? でも、たくさんあるアプリやトラッカー。どこが違う? 本当に正確? なんとなく使ってるだけなら、もったいない。
生理周期アプリが注目される理由
どうして生理周期アプリがこんなに広まったのか、ちょっと気になりません?数年前まではカレンダーに手書きだったのが、今やスマホで数秒。2024年の調査によると、日本国内で女性の約52%が何かしらの生理管理アプリを利用中。生理周期をアプリで記録することで、予定調整がしやすくなるだけじゃない。体のリズムが把握できるから、「今日なんかだるい…」「肌荒れした」みたいな不調もちゃんと納得できる。ストレス解消やメンタルの波にもつながってること、身に覚えある人もいるはず。
最近のアプリはAI解析やデータ連携が標準。過去の記録情報や体調・気分のメモをもとに、「今月は早めにPMSが来るかも」とか、「排卵日がぶれやすいタイプ」と判断してくれるものもある。Apple HealthやGoogle Fitと連携すれば、基礎体温や睡眠、運動量までワンタッチで可視化。まさにフェムテック革命。
また、妊活や不妊外来に通う女性からは「アプリの記録を見せるだけで、医師との会話がスムーズになった」という声も。“なんとなく自分の体を把握する”から、“客観的に数字でわかる”時代に変わっている証拠ですね。
主なアプリ・トラッカーの機能と特徴
アプリはいろいろあるから迷う…。特徴を知って、自分の目的に合ったものを使い分けるのがコツ。代表的なものは、「ルナルナ」、「Flo」、「Clue」、「BABYプラス」、「Ovia」など。どのアプリも基本のカレンダー表示や生理日・排卵予測、メモ機能はばっちり搭載。
- 「ルナルナ」:日本ユーザーに圧倒的人気。見やすくシンプルで、初めての人でも迷わない。基礎体温や体調、PMSの記録も一括で。
- 「Flo」:グローバルアプリでAI予測が強い。排卵日だけでなく、健康記事やコラムも日々配信。
- 「Clue」:ジェンダーニュートラルなデザインと多彩な記録項目(気分やおりもの、頭痛など)。データの正確さで医師の間でも評価高。
- 「BABYプラス」:妊娠希望の人向けに特化。妊活サポートやパートナーも招待できる。
- 「Ovia」:アメリカ発。妊活だけでなく、妊娠中や出産後まで長期的に使える。
ウェアラブルデバイス連携なら、FitbitやApple Watchで基礎体温の自動計測ができる。夜寝ている間に腕に装着するだけでデータがアプリに反映。忙しくて記録を忘れがち…という人にもおすすめ。
米国生殖医学会(ASRM)は「一定期間の体温や生理日をアプリで管理することで、妊娠確率やヘルスリスクを客観的に判断できる」とコメントしている。機能ごとの差は、記録できる項目やUIの違い。自分に合いそうか、実際にインストールして操作感を見るのが近道。
アプリ名 | 主な特徴 | ユーザー層 |
---|---|---|
ルナルナ | 日本語/医療連携/基礎体温 | 学生~社会人 |
Flo | AI予測/コラム/国際展開 | グローバル/幅広い年齢層 |
Clue | 健康データ多項目/シンプルUI | 感度高め/ジェンダーレス |
BABYプラス | 妊活/パートナー共有/通知機能 | 妊活カップル |
Ovia | 妊娠・産後/長期管理 | 出産まで使いたい人 |

知っておきたい!精度と上手な使い方
「アプリは便利だけど、本当に正確?」と感じる人は多い。実際、排卵日や生理予定日の予測は、記録が長く正確につけてあるほど精度が上がる。逆に、不規則な生活やストレス、睡眠不足で周期が乱れるとアプリにも影響が出てしまう。
生理周期は平均28日とよく言われるけど、実際は25~38日くらいまでかなり幅がある。特に20代は8割以上が多少なりとも周期の変動を経験。これは全然珍しくない。だから、一次的な予測ズレも気にしすぎなくて大丈夫。
もっと正確さを求めるなら、基礎体温の毎日記録や、おりものの変化、PMSの症状も併せて登録するのがコツ。5サイクル以上しっかり記録してみて、アプリの予測と自分の体感をすり合わせると“自分らしい周期”がだんだん分かってくる。
アプリを複数使い比べるのも意外と役立つ。「今日はどっちの予測が近かったか」実験がてら記録すれば、アプリへの信頼感もアップ。もし妊活が目的なら、パートナーと共有できるアプリを選べば、予定調整や知識の共有もぐっと楽になる。
注意したいのが、アプリの使いすぎで「今日は排卵日だから焦らなきゃ」とストレスになること。数字や予定にとらわれず毎日の体の変化に目を向けることも大切。正確さは大事だけど、完璧主義になりすぎないバランス感覚で。
トラッカーの活用—健康管理から妊活まで
周期トラッカーの一番の強みは「振り返りやすさ」。例えば過去3ヶ月間、どの時期に肌が荒れやすかったか、PMSで落ち込んだ日が多かったか、数字でわかると対策も見えてくる。アプリで体温や気分・食欲も合わせて記録しておけば、食事や睡眠の傾向まで丸わかり。『生理日管理はダイエットや美容にも絶対使える』、これは美容ライターたちの間でも鉄則。
さらに妊活を意識し始めた人には、排卵日予測だけじゃなく「いつ性交渉があったか」もこっそり記録できる機能が便利。パートナーもアプリにつなげば、無理のないタイミング調整や妊娠率アップにも。初めは恥ずかしさもあるけど、「2人で一緒に管理すること」が、未来の家族計画に自然と前向きになれるカギなんですよね。
ただし心配しすぎは禁物。例えば予定がズレても、「この程度は想定内」と流せるくらいがちょうどいい。長く使い続けてこそ見えてくるパターンやリズムが、最終的には一番頼りになる記録。自分の体との“対話”ツールとして気軽に付き合ってみて。
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