カンナビスの基礎知識と安全な活用法

カンナビス、通称大麻は、昔から薬草として使われてきましたが、近年は医療でも話題になっています。まずは何がどんな効果を持つのか、ざっくりと理解しましょう。

カンナビスって何?

カンナビスは主にTHC(テトラヒドロカンナビノール)CBD(カンナビジオール)という2つの成分が注目されています。THCは精神活性作用が強く、酔ったような感覚をもたらします。一方CBDはリラックス効果や抗炎症作用が期待でき、精神への影響はほとんどありません。

日本では大麻取締法により、THCを含む製品は原則違法です。ただし、THCがほぼ含まれないCBDオイルは、一定の条件下で販売が認められています。このラインを超えると罰則対象になるので、成分表は必ず確認しましょう。

医療での利用例と効果

医療用大麻は、がんの痛みや多発性硬化症の痙攣、てんかんの発作抑制など、重い症状の緩和に使われています。実際に国内外の臨床試験で、CBDがてんかん発作を減らす効果が示されたケースがあります。

しかし、医療用として認められるのは厳格な条件下です。医師の処方が必要で、自己判断での使用は危険です。処方を受けられる病院は限られているので、まずは専門医に相談してください。

【ポイント】

  • THCは精神作用が強いので、運転や機械操作はNG。
  • CBDは比較的安全ですが、血液サラサラ効果がある薬(抗凝固薬など)と併用すると出血リスクが上がります。
  • 副作用はめまい、眠気、口の渇きが主です。症状が続く場合は医師に相談。

カンナビスを安全に使うには、用量管理と使用タイミングが鍵です。初めて試すなら、低用量(5〜10mgのCBD)から始め、体の反応を見ながら徐々に増やすのがベスト。過剰摂取は逆効果になることが多いので注意しましょう。

日本ではまだ法整備が追いついていない分、情報が錯綜しがちです。信頼できるメーカーの製品か、成分検査が公開されているかを必ずチェックしてください。疑わしいサイトや『最安値』と謳う業者は偽造品のリスクが高いです。

まとめると、カンナビスは適切に選べば痛みや不安の緩和に役立ちますが、法的リスクと健康リスクをしっかり把握した上で利用することが大事です。疑問があれば、医師や薬剤師に遠慮なく質問しましょう。

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