妊娠・授乳中に安心して使える薬とサプリの選び方

赤ちゃんができたら、普段と同じように薬やサプリを使っていいのか不安になりますよね。実は、妊娠・授乳期間は体の状態が変わるだけでなく、薬が赤ちゃんにどう影響するかも変わります。ここでは、医師に相談しやすいポイントや、実際に安全とされている成分をシンプルにまとめました。

妊娠中に気を付ける薬の選び方

まずは、処方薬でも市販薬でも必ず医師に相談することが基本です。妊娠初期は胎児の臓器が形成される大事な時期なので、なるべく薬の使用は最低限に抑えるのがベスト。痛み止めが必要なときは、アセトアミノフェンが比較的安全とされていますが、NSAIDs(イブプロフェンなど)は胎児に影響を与えるリスクがあるので避けましょう。

抗生物質も種類によっては問題ありません。ペニシリン系やセフェム系は妊娠中でも使えるケースが多いですが、テトラサイクリン系は歯の着色や骨の発育に影響が出るためNGです。薬局で「妊娠中でもOK?」と聞くと、店員が簡単に答えてくれることもあるので、遠慮せず質問してみてください。

授乳中のサプリと注意点

授乳中は母乳を通じて赤ちゃんに栄養が届くので、サプリの選択は慎重に。ビタミンDは母乳だけでは足りにくいので、医師の指示があればサプリで補うと安心です。ただし、ハーブ系サプリは成分が不明瞭だったり、ホルモンに影響したりすることがあるので、使用前に必ず確認しましょう。

鉄分サプリは授乳中に不足しやすい栄養素ですが、過剰摂取は便秘や胃もたれの原因に。食事で取れる分とサプリで足りない分をしっかり区別して、1日当たりの目安を守るのがコツです。サプリのラベルに『授乳中の使用は医師と相談してください』と書いてある場合は、無視せずにチェックしましょう。

妊娠・授乳期間中は、インターネットの情報だけで判断しがちですが、信頼できる医療機関や薬剤師の意見を反映させるのが安全です。自分の体調や赤ちゃんの成長に合わせて、適切な薬・サプリを選んでください。

最後に、急に体調が変わったらすぐに医師へ連絡。軽い風邪でも、薬の選び方が変わることがあります。安心してマタニティライフを楽しむために、少しの知識と相談の習慣を身につけましょう。

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